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駅近くの銭湯の利用をおすすめ

駅近くの銭湯の利用をおすすめする。「そんなこといったって、初めて降りる駅の近くに銭湯があるかどうかなんて、わからないじゃないか」というなかれ。現代の高度情報化社会には、インターネットという強力で緻密な文明の利器がある。「全国駅前銭湯情報」のホームページには、日本全国の駅の近くにある銭湯の情報が網羅されている。ノートパソコンと携帯電話片手に、列車の車内から最寄り駅周辺の銭湯を調べるというワザだって可能だ。風呂に入って旅を続けてたら、今度は腹が減ってきた、という人に、特におすすめしたいのは、山形新幹線の大石田駅にある、そば処「ふうりゅう」。1999年12月、山形新幹線新庄延伸に合わせてオープンした。どうせ駅ソバだからといって、見くびってはいけない。大石田産の玄そばを使った純手打ちの、山形貫悛の「板そば」がここで食べられるのだ。

「イタリア」を南北に縦断するのもいい

多様な「イタリア」を南北に縦断するのもいいが、できればミラノ、ヴェネツィア、フィレンツェ、ローマといった大都市から、更に同じ地域の地方都市、例えば北イタリアならトリノやコモ、ヴェネツィア近郊ならパドヴアやヴェローナ、トスカーナならシエナやペルージャ、アッシジ、ローマならティヴォリなど半島を東西に移動して、同じ地域内を歩き回ってみることだ。すると、どの地域でも「自分の街がイタリアで一番」という誇りを持っていることが分かる。これをイタリア語で“カンパニリスモ”という。すなわち、どの街の中心部にも必ずある大聖堂の鐘楼の鐘を、自分の街のが一番いいと自慢することだ。確かにどんな街に行っても、その中心部には立派な「市庁舎」と「教会」、そして様々な歴史を刻んだ「広場」がある。イタリアの街という街はこの教会と市庁舎と広場という“3点セット”に始まり、その歴史と現在を歩きながら辿っていくことから始まる。後は、その繰り返しだけだ。だから、イタリアではあれこれ目移りせずに、まずは最も行きたい地方の中心都市に行き、その地方の歴史と現在を記す様々な美術品や文化に触れるといい。そうしてひとつの地域を理解したら、次の場所に行って比較する。すると「イタリア」という国の多様性と共通性カ弓里解できるだろう。イタリアというと、まずローマと思い浮かべる人もいるが、ローマ中心のイタリア観からまず脱けることが大切だ。もちろんローマは偉大な都だが、それはイタリアにおいてすべてを代表するものではない。あくまでも巨大な地方の都だということを覚えておこう。

好きなものを、好きなだけ

好きなものを、好きなだけ。親に叱られそうな食べ方もビュッフェなら通用する。でも、欧米の人達を見ていて気がついた。私達とは動きが違う。彼らは全体の流れとして、「コース」をつくろうとするのだ。まずサラダとスープ、パンをとって、席に着く。食べ終わったら、肉か魚に食欲があるときはパスタやライスを添えてまたいただく。最後に、ナプキンで口をぬぐって、デザートをとってきてコーヒーを注いでもらう。いきなりパスタ、ときにはいきなりデザートに突進する自分の皿とはずいぶんな違い。でも、サラダなんかいらない日だってあるもの、自分なりのルールでいいのよ。……と思っていたら、両親と北京に旅したときのこと。シェラトン系列のホテルの朝食は、日本人向けに味噌汁とほかほかご飯が用意されている。両親の席を見ると、お味噌汁とご飯、小さなお皿にザーサイ、ソテーした魚がちょこん。どうやら「焼き魚のある朝食」をイメージしているらしい。食べたことのないザーサイは、食後も手つかずのまま。漬け物は、食べるかどうかは二の次らしいのだな。やっぱり、昔ながらの「コース」をつくっているのだ。ビュッフェ式の食事が続くと、私みたいな人間は栄養バランスを崩しがち。コースをつくるとまではいわなくても、野菜や油ものの量を調整したり、食べ過ぎないように気をつけながら食べたいもの。デザートにまず突進して、失笑を買うようなことのないように……。